
男の一人暮らしに必要な食費は? 働く世代の月平均額
毎月必要になる生活費。そのなかでも食費は欠かすことのできない必須項目です。ですが、世間一般の平均的な食費を把握している方は少ないかもしれません。この記事では、働く世代の単身者に的を絞り、1ヶ月に必要な食費や内訳を解説します。
目次
働く世代の1ヶ月あたりの平均食費
働く世代が1ヶ月に必要な食費に関しては、政府統計の総合窓口である「e-Stat」が提供する家計調査家計収支編より、2020年度における「男女、年齢階級別1世帯当たり1ヶ月間の収支と支出」を参考にしています。
この統計によると、働く世代(勤労者世帯)は34歳以下と35歳〜59歳に分類されており、それぞれの分類による食費の平均推移は以下の通りです。
【2020年の働く世代単身者における1ヶ月の平均食費】
勤労者世帯平均額(男) | 勤労者世帯(男)34歳以下 | 勤労者世帯(男)35歳〜59歳 | |
食費 | 44,720円 | 40,310円 | 47,559円 |
外食(食費内) | 13,127円 | 14,878円 | 12,440円 |
食費と収支のバランス
働く世代における平均的な食費は上述の通りですが、食費の金額は毎月の収入によって異なります。一般的に食費に回すことのできる金額は、収入の15%〜25%程度と考えられています。自身の収入を基準に、使用する金額を意識する必要があるでしょう。
【2020年の働く世代単身者における1ヶ月の平均実収入】
勤労者世帯平均額(男) | 勤労者世帯(男)34歳以下 | 勤労者世帯(男)35歳〜59歳 | |
実収入 | 387,261円 | 364,406円 | 430,309円 |
働く世代の単身者における平均実収入額は、約39万円であり手取りはおよそ32万円です。この内、一般的な目安に照らし合わせた20%を食費と考えた場合、内訳は約6.4万円となります。これは勤労者世帯の平均食費と比較しても、少し多い印象です。
食費は個人の食生活により差があります。外食と自炊のバランス次第で、出費は大きく変動するでしょう。これらの数値からは、働く世代の単身者が食費を節約していることがわかります。
食費を節約するコツ
全体的に節約傾向にあるとはいえ、収入や食費の数字はあくまでも平均値です。中には食費が掛かってしまう、という方もいるでしょう。そんな時は、以下の方法を実践してみてはいかがでしょうか。
自炊
食費が増加する主な原因は外食です。1日3食をすべて外食で済ませると、月の食費は高額に膨らみます。休日にできる分だけ作り置きするなど、自炊を試してみましょう。
食費を決めておく
上述した平均額を参考に、1ヶ月の食費を設定しましょう。封筒やファイルに、1日分の食費を小分けにしておく方法も有効です。
スーパーを活用する
近所のスーパーや商店街を利用するなど、商品単価の安い店舗を優先して選択しましょう。
お米を炊く
自炊ができない場合には、お米を炊くだけでも良いでしょう。お米があれば、惣菜などのおかずのみを購入できます。結果的に、食費の支出軽減に繋がります。
食費以外の支出を制限する
どうしても食費を節約できない時は、食費以外の支出を制限しましょう。広域な意味では、食費もその他の出費も全体支出の一部です。食費に掛かる支出を、他で補えるのであれば問題ありません。
まとめ
働く世代の平均食費は約4.5万円です。ですが、日々の食事に利用できる金額は人によって異なります。自身の収入と照らし合わせ、生活に無理のない金額を設定しておくことが大切です。