
ホームシックになってしまったら?原因と解消法を解説
「一人暮らしを始めたものの、頻繁に家族のことを思い出してしまって寂しい」それは、ホームシックかもしれません。
ホームシックはひどく憂鬱な気分になってしまう辛いものですが、誰にでも起こりうることです。この記事では、ホームシックの原因と対処法を解説します。
目次
ホームシックとは
ホームシックとは「住み慣れた環境を離れて暮らしているときに陥る憂鬱な状態」のことです。新しい環境や風土に馴染めないストレスなどが原因で起こります。
はじめての一人暮らしや海外留学では特に起こりやすく、成人した社会人でも十分に起こりえます。
ホームシックになってしまったら
ホームシックになってしまったら、気分が変わるような工夫をしてみましょう。つらい状態ですから、無理をしないことも大切です。具体的な対処方法をいくつかご紹介します。
人に会う
これまで一緒に暮らしていた家族に会うことができないというのは、想像以上に寂しいものですよね。家族に会えない寂しさを紛らわすために、すぐに会える距離にいる友人や知り合いと積極的に会うようにしましょう。
生活リズムを整える
ホームシックの憂鬱さは、夜に強まることが多いです。早寝早起きを心がけ、ネガティブになってしまう時間を減らしましょう。
部屋を快適な場所にする
今住んでいる部屋を快適にすることでも、ホームシックが軽減されます。ホームシックになる原因のひとつとして「新しい家に馴染めていない」ということがあるからです。
気に入った、落ち着く家具やインテリアを揃えて、自分にとって安心できる空間にすれば、ホームシックの憂鬱な感情が軽くなるかもしれません。
没頭できるものを見つける
暇な状態はホームシックを悪化させます。勉強でも仕事でも、夢中になれるものを見つけて取り組んでみましょう。時間を忘れて熱中するうちに、憂鬱な気分がだんだん紛れていくはずです。
ホームシックを受け入れる
ホームシックの寂しさは強烈なものです。工夫して改善できれば良いですが「色々試してみたけれど全然効果がない」ということもあるでしょう。
「ホームシックから抜け出さなくては」と自分を追い込むと余計に辛いので、ホームシックであるという現状を受け入れて、時間の経過に身を任せるのもひとつの対処法です。
ホームシックの原因
ホームシックには、なりやすい時期や条件があります。また、もともとの性格によっても陥りやすさが変わってきます。なぜホームシックになってしまったのかがわかれば、少しは不安が和らぎますよね。
ここからは、ホームシックが起こりやすい条件を解説していきます。
時期的要因
ホームシックが起こりやすいのはこのようなタイミングです。
- 一人暮らしをスタートしたばかりの頃
- 一人暮らしを始めてちょっと慣れてきた頃
- 一人暮らしを始めてしばらく経過した頃
一人暮らしをスタートしたばかりの頃はもちろんですが、始めたばかりの頃は新生活に必要な契約などに必死でホームシックになる暇もなく、生活が少し落ち着いてからホームシックになってしまうケースもあります。
環境的要因
ホームシックの環境的要因は様々です。家族に会えないということだけでなく、学校や仕事、友人や恋人との関係によるストレスも影響を及ぼします。
- はじめての一人暮らし
- 今いる場所に友人や知り合いが少ない
- ふるさととの距離が離れている
- 学校や仕事がうまくいっていない
どの場合でも、住んでいる場所に頼れる人がいると軽いホームシックで済みますが「今いる場所に不安しかない」という状況になると、ホームシックに陥りやすくなります。
性格的要因
- ストレス耐性が弱い
- プレッシャーを感じやすい
- 過去を顧みることが多い
性格的要因はそこまで気にする必要はありませんが、普段から思い出に浸ることが多い人、新しい環境に強いストレスを感じる人はホームシックに陥りやすくなります。
まとめ
ホームシックは誰にでも起こりうることです。新生活を始めて「これってホームシックかも」となったら、周囲の頼れる人に話を聞いてもらったり、気分転換になりそうなことを色々試してみて下さい。
いずれにしても、ホームシックは数か月経てば軽減されることが多いと言われています。深く気にしすぎずに「今は仕方ない」と割り切って過ごしてみましょう。