
上司よりも高級な時計はマナー違反?ビジネスマンが身につけるべき腕時計とは。
「上司よりも高級な腕時計を身に付けるのはタブーである」という意見を耳にすることがありますよね。
ビジネスマナーを守ろうという気持ちがあるからこそ「好きな腕時計を身に付けたいけれど、上司の機嫌を損ねるようなことはしたくない」と考えているビジネスマンも多いのではないでしょうか。
この記事では、ビジネスシーンにおける腕時計の意味と腕時計選びのポイントをおさらいし、「上司よりも高級な時計はマナー違反なのか?」という疑問にお答えします。
目次
腕時計は着用しないとマナー違反

そもそも、ビジネスマンは腕時計を着用しないこと自体がマナー違反になります。それは一体どうしてでしょうか。
今はスマートフォンなどでも時間を確認することができますが、打ち合わせや会議の場でスマートフォンの画面を確認するのはあまり良くありません。
世代によっては抵抗のないことかもしれませんが、ビジネスシーンでは様々な世代や価値観の人に見られているということを意識して、時間は腕時計で確認するようにしましょう。
スマートフォンで画面を確認する行為は目立ちますが、腕時計はさりげなく盤面に目をやることができます。静かに盤面に目をやり、時間を確認していることを相手に悟らせないのがスマートなビジネスマンです。
ビジネス時計選びのポイント

ビジネスマンになるからと言って、社会に出る前に学校でビジネスマナーの講座を受けさせてもらえるわけではありません。
一度社会に出てしまえば、知らなかったでは済まされないことも。今回は腕時計に関する基本的なマナーをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
派手なデザインは避ける
まず第一に、ビジネスシーンで使用する時計なので、派手なデザインは避けましょう。派手なデザインはスーツスタイルに合いませんし、不誠実な印象を与えてしまう可能性があります。
同時に、安っぽい印象を与えるものも避けるようにしましょう。
三針のアナログ時計が基本
ビジネスシーンにおいてフォーマルとされるのは、アナログ時計です。スーツに合わせやすいデジタル時計もありますが、スポーティな印象やカジュアルな印象を与えかねません。
また、時計の針は「長針・短針・秒針」の三針のものを選べば間違いありません。
ジャストフィットするサイズを選ぶ
腕時計を選ぶ時にデザイン以上に大切なのが、サイズです。サイズを選ぶためには、次の2つのポイントをチェックします。
- バンドの長さ
- 盤面の大きさ
バンドは、長さを調節して腕にぴったりフィットするものを選びましょう。盤面の大きさは、腕の太さとのバランスが良いものにします。一般的に、盤面の直径は40mm以下が良いとされています。
バンドの素材はレザーか金属
ビジネスシーンでは、プラスチックやゴム、布製のカジュアルな腕時計は避け、次のうちいずれかの素材のものを選びましょう。
- レザー(本革)
- 金属(メタル)
どちらもビジネスシーンに適した素材ですが、よりフォーマルなのはレザーだと言われています。
靴やベルトの色と合わせる
色選びでは、普段使っている靴やベルトの色に合わせるのがコツです。
コーディネートの完成度を決めるのは、小物の統一感。靴やベルトの色と時計の色を合わせることで、コーディネートにまとまりが出てお洒落な仕上がりになります。
いつも着ているスーツスタイルで時計屋さんに行ってみるというのもオススメです。
上司よりも高価なものはマナー違反 ?

上司よりも高価な時計はマナー違反だ、というビジネスマナーの考え方があります。
品格をアピールできることもありますが、上司からすれば、自分よりも高価な時計を身に付けている部下を快く思わない場合もあるかもしれません。
「マナーは周囲の人たちに不快感を与えないためにある」という考え方をするなら、高価な腕時計は避けた方が無難でしょう。
しかし、気に入った腕時計を身に着けることで仕事へのモチベーションがアップするというのなら、高価な腕時計を身に付けていても良いと思います。
上司よりも高価な腕時計を身につけるのは「絶対にタブー」というわけではありませんが、快く思われない可能性があるのも事実ですから、自分自身の価値観が問われる選択です。
こんな時どうする?腕時計のマナー

結婚式で頻繁に時間をチェックするのはNG
「結婚式では腕時計をつけない」というマナーがあります。しかし、実際には普段スーツの時に着用しているフォーマルな腕時計を着用する人が多いようです。
腕時計をつけないというマナーには「時間を気にせずにお祝いをする」という意思表示の意味があるので、腕時計をしていても、頻繁に盤面に目をやることは避けましょう。
喪服の時は腕時計を外すか、フォーマルなものを着用
喪服を着用する時は、装飾品を外すのがマナー。
フォーマルな腕時計であれば問題ないことがほとんどですが、全身をチェックした時に腕時計が目立ってしまうようであれば、外しておいた方が安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ビジネスマンが持つべき腕時計に関するマナーを紹介してきました。
基本的なマナーを知り、理想のビジネスマン像に近づきましょう。