
ビジネスマンが知っておくべきタクシーの乗車マナーとは?
「タクシーに上司と乗るときはどこに座ればいいの?」「部下が気をつけるべきポイントとは?」と疑問を持っているビジネスマンは、多いのではないでしょうか?
今回の記事では「ビジネスマンが社会人として知っておくべき、タクシー乗車時のマナー」をご紹介します。特に、新社会人の方は上下関係が重要となるので、しっかりとマナーを学んで実践できるようにしましょう。
目次
タクシー乗車時の上座と下座
「上座」とは、取引先のお客様などの目上の人が位置する場所のことを言います。反対に、「下座」は目下の者が位置する場所のことを言います。
- 車に乗るとき
- エレベーターを使用するとき
- 食事をするとき
など、様々な場面に「上座・下座」があります。どんなシーンでどの位置にいるべきなのかは、社会人として知っておいて損のない知識です。
お客様と2人で乗車するとき
- 後部座席が「上座」
- 助手席が「下座」
お客様など、目上の人と2人でタクシーを利用する場合は、助手席に乗るようにしましょう。後部座席は充分なスペースがあるので、目上の方にくつろいで頂くことができます。
3人以上で乗車するとき
- 運転席の後ろが「一番の上座」
- 運転席の対角線の後部座席が「二番目の上座」
- 後部座席の真ん中が「三番目」
- 助手席が「下座」
3人以上でタクシーを利用する場合でも、席次は助手席が下座となります。ただし、後部座席の真ん中はスペースが狭いので、「お席を代わりましょうか?」と尋ねるなどして気を配りましょう。
基本の考え方は以上です。実際にはケースバイケースな一面があるので「相手の意向を汲むこと」を意識して、謙虚に最良の行動を考えましょう。
タクシーを乗るときに新人がやるべきこととは?
タクシーを止める・呼ぶ
タクシーを呼ぶのは新人の仕事であることが多いです。適切なタイミングで手配できるようになれば、周囲からの評価がグッと上がります。
よく使うタクシー会社の電話番号を登録しておいたり、配車アプリを使うなどして、すぐにタクシーを呼べるようにしておきましょう
お客様の荷物を預かる
先方が大きな荷物を持っている場合は、荷物をお預かりして自らトランクに詰め込みましょう。
その際、相手に「お荷物をトランクにお積みしましょうか?」と確認し、相手の意向を汲むことを忘れずに。
乗車と降車は自分が最後に
タクシーには、最後に乗りこみ、最後に降ります。目上の人やお客様を先にお通しするのが基本です。
降車時は、車内に忘れ物がないかチェックするのもお忘れなく。
運転手に行き先を伝える
タクシーに乗車し終えたら、運転手に行き先を伝えましょう。タクシーの場合の下座は、助手席ですので、位置的にも一番運転手と話しやすいポジションです。率先して行いましょう。
車内で会話をする
車内で会話をすることもビジネスマナーのうちの一つです。無言で目的地に行くよりも、様子を伺いながら、会話をすることを心がけましょう。
支払いはスムーズに行う
助手席に座った場合、支払いを行うのも重要な役割です。タクシーによって色々なシチュエーションが予想されるので、クレジットカードや現金など備えておきましょう。
交通系電子マネーを用意しておくと比較的スムーズに決済することができます。いずれの場合も領収書を忘れずに受け取りましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回は、タクシーに乗車する際のマナーをご紹介してきました。
頭で考えるとやることが多くて緊張してしまいそうですが、場数を踏めば自然とできるようになってきます。緊張しすぎず、相手を尊重することを忘れずにタクシーを利用しましょう。