
スーツに合う靴下の色とは?素材や柄の選び方も解説します
「ビジネスシーンではどんな靴下を選べば良いのだろう?」と疑問を持っている方もいることでしょう。「学生時代とは違う靴下を用意すべきなのか」なども気になりますよね。
磨き上げた革靴やヘアスタイルも重要ですが、靴下も、スーツスタイルの完成度を決める大切なポイントです。
「美は細部に宿る」という言葉があるように、スーツの裾と革靴の間でつなぎ目の役割を果たす靴下のセンスが良いと、着こなしの完成度は格段に上がります。
今回の記事では、スーツに合わせる靴下の選び方を、色や柄、長さなどの観点から解説していきます。ビジネスシーンでの靴下選びの参考にしてみて下さいね。
目次
ビジネスシーンにふさわしい靴下とは?

シックな色
まずは、色選びについてです。ビジネスシーンでは、ブラックやネイビーといったシックな色の靴下を選びます。コーディネートしやすいのはスーツの同系色です。手持ちのスーツの色に合わせて、次のような色の中から選びましょう。
- ネイビー
- ブラック
- ブラウン
- グレー
控えめな柄
靴下の柄は、シンプルなものを選びます。無地でなくても構いません。オーソドックスなのは次のような柄です。
- 小紋柄
- アーガイル柄
学生時代に着用するようなワンポイントのリブソックスは、最適ではありません。
柄の入っているスーツには無地の靴下を、シンプルなスーツには控えめな柄の靴下を合わせると、まとまりが良くなります。
丈は長め、素材は薄手
スーツに合わせる靴下の丈を選ぶ場合は「かがんだときに素肌が見えてしまわないか?」をチェックしましょう。ビジネスシーンでは、すね毛が見えるのはマナー違反です。
生地が厚手だと、丈は足りていてもズボンの中でゴロゴロと引っかかってしまったり、足首が太く見えてしまいます。見栄えが悪いので、薄手のものを選びましょう。肌が透けない程度の薄手の生地が理想です。
これらの基準を満たしているのが、薄手でひざ下まである「ホーズ」と呼ばれるロング丈の靴下です。 スーツスタイルに最も適していると言われています。
【スーツの色別】靴下の選び方

ブラックのスーツの場合
黒いスーツには、黒の靴下を合わせるのが無難です。黒で統一することで、スタイリッシュな印象になります。すっきりとコーディネートをまとめたい人におすすめです。
靴の色味によっては、ブラウンやダークブラウンなどを選び、スーツと靴の色がグラデーションになるようにしましょう。まとまりが良くなります。
ネイビーのスーツの場合
ネイビーのスーツの場合は、靴との中間色を選びます。 黒い靴の場合は濃紺、茶色い靴の場合は濃紺やダークブラウンといった具合です。
ネイビーカラーには茶系の色味がよく似合います。ネイビー×ブラウンは、イタリアでは「マローネ・エ・アズーロ」と呼ばれる、お洒落な組み合わせです。
グレーのスーツの場合
グレーのスーツの場合は同系色のグレーの靴下を選ぶと良いでしょう。
グレーにもいろいろなトーンがありますが、基本的にはダークトーンの方がなじみます。スーツと合わせてみて、違和感のないものを選ぶと良いでしょう。
こんな靴下はNG!気を付けたいポイント

ワンポイント・ストライプ柄は避ける
ワンポイントの靴下は、避けた方が賢明です。「シンプルだから良いのでは?」と思ってしまいますが、スーツスタイルに合わせると、ラフでカジュアルな印象を与えてしまいます。
また、一見スーツに合わせやすそうなストライプ柄ですが、モーニングコートに合わせて冠婚葬祭で着用するのが正しいマナーです。ビジネスシーンでは避けたほうが良いでしょう。
白い靴下は避ける
ビジネスシーンで、白い靴下はタブーです。 スーツとの統一感が失われてしまいますし、学生のような印象を与えてしまいます。
スポーツソックスは避ける
スーツスタイルではクラシカルな雰囲気を演出するのがマナーです。色がブラックやグレーだとしても、厚手のスポーツソックスのような靴下は避けましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、「ビジネスマンが履くべき靴下の色とは?」という疑問にお答えしてきました。
靴下はあまり見えない部分だからこそ、かがんだときや、座った時にちらっと見える靴下の色が全体の印象を左右します。気を抜かずに選びたいですね。